USD/CHFは火曜日に上昇し、前日比0.21%高となった。日中安値の0.7844から反発し、週初来高値となる0.7884を試す展開となった。AI関連の楽観を背景にリスク選好が改善する一方、米・イラン協議の行方を巡る不透明感の中でドルが持ち直したことが材料となった。
テクニカル面では、同ペアは50日移動平均線(SMA、0.7864)を上抜け、RSIも強気圏を維持している。0.7900を明確に上抜ければ、200日SMA(0.7904)が視野に入り、その後は3月19日高値の0.7958、さらに0.80が意識される。反対に、再び50日SMAを下回れば、20日SMA(0.7834)、100日SMA(0.7828)へと焦点が移り、次は0.7800が目安となる。
テクニカルの勢いとファンダメンタルズ要因
USD/CHFは50日移動平均線を上抜けたことで強さを取り戻しており、今後数週間で上昇トレンドに移行する可能性を示唆している。RSIが強気の水準にあることも、モメンタムが米ドル優位へ傾きつつあることを示す。こうしたテクニカル環境は、続伸余地を示す形だ。
ドルは堅調な経済指標に支えられている。直近の2026年5月の米非農業部門雇用者数(NFP)は21万5,000人増と底堅い伸びを示し、FRBが現行の政策方針を変更する必要性を低下させる内容となった。結果として、他通貨と比べてドル保有の魅力が高まりやすい。
一方、スイス国立銀行(SNB)は引き続き慎重姿勢を示している。直近のインフレ率は1.8%と目標をわずかに下回り、SNBが近く金融引き締めに動く可能性は低いとみられる。こうした政策スタンスの違いはドル優位の材料となり、見通しを左右する主要要因となっている。
戦略とリスク管理
こうした状況を踏まえ、現行水準のやや上に権利行使価格を置いたコールオプションの購入を検討し、具体的には0.7900突破を狙う戦略を想定する。その後の目標として、満期が2026年7月の0.7950近辺のストライクを次のターゲットとする。0.8000を試す可能性は、ここ数カ月で最も高まっている。
ただし、上昇が維持できない場合のリスク管理が不可欠だ。50日移動平均線(0.7864)を再び下回るなら警戒シグナルとなる。その場合、ポジションのヘッジ、あるいは0.7830近辺への下落を見込んだプットオプション購入を検討する余地がある。
0.8000到達は重要な意味を持つ。同ペアが0.8000を安定的に上回って推移していないのは2026年1-3月期以来であり、仮に到達すれば、2025年後半に見られた下落トレンドの反転を示唆し得る。価格が心理的節目に接近する局面では、出来高動向を注視したい。
今すぐ取引を始めましょう — VT Marketsのリアル口座を開設するにはこちらをクリックしてください。