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EIA統計:米原油在庫が830万バレル減少、夏場の原油価格見通しを下支え

by VT Markets
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Jun 17, 2026

米エネルギー情報局(EIA)のデータによると、6月12日までの1週間の原油在庫は826.2万バレル減少した。市場予想は460万バレルの取り崩しだった。

この結果は、予想に比べて在庫減少が366.2万バレル上振れしたことを意味する。数値はEIAが公表する米国の原油在庫を指す。

予想を上回る需要の強さが強気の原油市場を下支え

原油在庫の大幅な取り崩しは、予想のほぼ2倍に達しており、需要の想定以上の強さを示唆する。当社はこれを原油市場にとって明確な強気シグナルとみている。夏場のドライブシーズン需要のピークに向かう局面で、消費が堅調であることを示している。

本報告は、季節要因による需要増勢が強まっているという当社見通しとも整合的だ。直近データでは、米国のガソリン消費は前年同期比で約2.5%増加しており、燃料需要に対応するため製油所稼働率は95%を上回っている。これは、原油が単に貯蔵されているのではなく、積極的に精製処理されていることを裏付ける。

供給要因とピークシーズンの価格上昇に向けたポジショニング

供給面では、OPECプラスが第3四半期を通じて減産を維持する方針を改めて確認した点に注目している。これにより、強い需要を相殺し得た追加供給の可能性という主要な不確実要因が後退した。市場は、数週間前に多くが想定していた以上にタイトになっている。

これらの要因を踏まえ、当社は今後数週間の価格上昇を見込んでいる。8月限のWTIおよびブレント先物のコールオプション購入は、リスク・リターンの観点から有利と判断する。この戦略により、需要ピーク期を通じて想定される上昇トレンドへの参加が可能となる。

過去の経験則では、原油価格は7月に季節的なピークを形成しやすく、今年の環境も既視感が強い。サプライズの在庫減少と底堅い需要の組み合わせは、過去の夏場の上昇局面を想起させる。当社は、この傾向が継続し、7月に入るにつれて加速する可能性もあるとみている。

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