マレーシアの金価格が上昇、ドル安と中銀の買いで安全資産需要が拡大

by VT Markets
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Jun 15, 2026

マレーシアの金価格は月曜日、FXStreetのデータに基づき上昇した。金は1グラム当たりMYR 563.00(前週金曜はMYR 549.18)、1トラ当たりMYR 6,566.71(前回はMYR 6,405.55)となった。その他の基準値では、10グラム当たりMYR 5,629.99、1トロイオンス当たりMYR 17,511.23。FXStreetは、USD/MYR為替レートを用いて国際価格を現地価格に換算し、マレーシアの単位に変換することでローカル価格を算出している。更新は掲載時点の日次データに基づく。提示水準は参考値であり、現地市場レートと乖離する場合がある。

また、同ノートは需要を支える構造的要因も示している。中央銀行が最大の保有者とされ、ワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)のデータによれば、2022年に中央銀行は1,136トン(約700億ドル相当)を追加し、年間購入量として過去最高を記録した。金は米ドルおよび米国債と逆相関の関係にあるとされ、リスク資産とも逆方向に動きやすい。価格形成は地政学、景気後退懸念、金利、そしてドル建て指標であるXAU/USD(スポット金・米ドル)に影響される。

Global and Local Factors Supporting Gold’s Rise

金価格は、直近の1グラム当たりMYR 563.00への上昇に見られる通り、上昇基調を強めている。これはローカル要因にとどまらず、安全資産選好という世界的な地合いとも整合的だ。今後数週間にわたり、この上昇モメンタムは持続する可能性が高いとみている。

主因の一つは、根強い世界的インフレだ。米国の2026年5月CPIは市場予想をわずかに上回る3.1%となった。市場では、第3四半期末までにFRB(米連邦準備制度理事会)が利下げに踏み切る確率が高まっている。金利低下観測が強まる局面では、利回りを生まない金の相対的な魅力が高まりやすい。

地政学的不安定さや継続する貿易摩擦も、ヘッジ需要を押し上げている。加えて、中央銀行による買いは衰えず、2026年第1四半期だけで250トン超を積み増し、過去数年の強いトレンドを継続している。こうした機関投資家需要は、価格の下支え要因として機能しやすい。

FRBのトーン変化を受けて米ドルは軟化し、ドル指数(DXY)は概ね104.5近辺まで低下した。歴史的に、ドル安は金価格と強い逆相関関係にある。この流れが続けば、貴金属市場の追い風となる公算が大きい。

Strategic Positioning in the Derivatives Market

このような環境を踏まえ、2026年7月および8月満期を対象に、強気のデリバティブ戦略を検討している。コールオプションの買い、あるいはブル・コール・スプレッドの構築は、上値へのレバレッジを得つつリスクを限定できる。ファンダメンタルズの構図が変化するまでは、裸のショート(売り持ち)を積極的に取ることには慎重であるべきだ。

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