BusinessNZによると、ニュージーランドのサービス業景況指数(PSI)は5月に47.5へ低下し、前回の48.9から悪化した。指数は景気の拡大・縮小の分岐点となる50を下回ったままで、サービス活動の弱さが続いていることを示している。
主要経済セクターで収縮が継続
サービス指数が47.5へ低下したことは、ニュージーランド経済の重要な部分がより速いペースで縮小していることを示す。指数が50(縮小と成長の分岐点)を下回るのは4カ月連続となった。これは、ニュージーランド準備銀行(RBNZ)が市場の想定より早期に利下げを検討せざるを得なくなる明確なシグナルだとみている。
今回の弱いサービス指標は、先月の製造業PMI(48.8)も縮小圏にとどまったことに続くものだ。主要2部門がそろって低迷し、さらにニュージーランド統計局(Statistics NZ)の最新データで失業率が4.4%へ小幅に上昇したことも踏まえると、高金利を維持する根拠は弱まりつつある。これらの数字は、RBNZに対しインフレ抑制から景気下支えへと軸足を移す圧力になると見込む。
市場のポジショニングとNZドルへの影響
今後数週間は、ニュージーランドドル安を想定したポジション構築を進める方針だ。利下げ観測は通常、通貨安要因となるため、NZD/USDのプットオプション購入を検討している。スワップ市場ではすでに、RBNZが9月会合で利下げに踏み切る確率が55%と織り込まれており、2週間前の20%から大きく上昇した。
また、この減速を市場が消化するにつれて債券利回りの低下も見込んでいる。したがって、金利低下の恩恵を受ける金利スワップのポジションや、ニュージーランド国債先物の活用も検討する。過去の傾向では、サービス指数が48を下回る局面は、その後1四半期で2年国債利回りが50bp(0.50%)低下する事例が多い。
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