米ドル指数(DXY)は0.27%安の99.80近辺へ低下し、FOMC(日銀・英中銀・豪準備銀行の政策判断も重なる)を控えた中銀ウイークを前に軟調となった。ユーロ/ドルは0.4%高の1.1570近辺で取引を終え、注目はユーロ圏の鉱工業生産(工業生産)、HICP確報、PPIへ移る。ドイツのZEW景況感調査は現況とセンチメントの測定材料となる見通し。ポンド/ドルは0.49%高の1.3400近辺。英中銀は据え置きが見込まれ、票割れが焦点となるほか、英CPI、PPI、賃金、雇用統計、失業保険申請、消費者信頼感、小売売上高が材料視される。
ドル/円は160.20近辺で終了。日銀決定を前に為替介入リスクが意識される。材料としては日銀会合結果と総裁会見、日本の貿易統計、全国CPI、金融政策決定会合議事要旨が挙げられる。豪ドル/米ドルはほぼ横ばいで0.7050近辺で引け、豪準備銀行(RBA)の政策判断、声明、会見を通じたインフレ見通しと政策パスの示唆に注目が集まる。WTIは1バレル84.30ドル近辺で推移。金曜の下落は、ドナルド・トランプ米大統領が木曜にイラン爆撃を実行しない方針を示したことが引き金となった。金(ゴールド)は4,215ドル近辺で底堅く、中東情勢の緊張とFOMCを控えた需給が相場を左右している。経済カレンダーでは、6月15日(月)から6月19日(金)にかけてECB高官の発言機会が複数予定されるほか、水曜にFOMC会見が控える。
—中央銀行と主要通貨ペアに注目
米ドル指数(DXY)は105.20近辺で底堅く推移しており、中央銀行イベントが集中する重要週を迎える。最大の焦点は来週水曜のFRB(米連邦準備制度理事会)で、直近データでは前年比インフレ率が3.4%で横ばいとなった。市場では政策金利の据え置きがメインシナリオだが、注目点は将来の利下げ時期に関するシグナルとなる。
ユーロ/ドルは1.0750近辺で慎重な値動き。今月初めのECB利下げ後、下値を固めつつある。独ZEW景況感指数とユーロ圏のインフレ確報が、ECBの次の一手を占う材料として注視される。ラガルド総裁の発言から、今後の緩和ペースに関する手掛かりを探る展開となりそうだ。
ポンド/ドルは1.2720近辺で推移し、英中銀の政策判断を控え様子見ムード。英インフレは想定以上に粘着的で、直近は3.0%となった。最も可能性が高いのは据え置きだが、トレーダーの焦点は票割れと声明文に見られるタカ派的文言の有無となる。
ドル/円は159.80近辺で推移し、政府・日銀による介入リスクが高止まりしている。日銀は次回会合で国債買い入れの減額を議論すると見込まれる。政策正常化のペースが想定より遅い兆候が出れば、上方向に振れやすく、当局の抑制姿勢を試す展開となる可能性がある。
豪ドル/米ドルは0.6610近辺で横ばい。豪準備銀行(RBA)の政策会合を待つ状況だ。足元の月次インフレ指標が高止まりしていることから、RBAはほぼ確実に金利を据え置く見通し。声明文における将来の政策方向に関するトーン変化の有無を精査することになる。
—コモディティ:原油と金は政策・地政学に敏感
WTI原油は1バレル80.50ドル近辺で取引され、OPECプラスが減産を延長したことが下支えとなっている。一方で、世界景気の先行き鈍化懸念が上値を抑える可能性がある。相場は在庫統計と中東発の地政学ヘッドラインに引き続き敏感に反応しやすい。
金は1オンス2,350ドル近辺で堅調。地政学的不透明感の継続と中央銀行による買いが支えとなっている。次の方向性は水曜のFRBのトーンに左右される公算が大きい。タカ派的メッセージは逆風となり得るが、根強い「安全資産」需要が価格の下支え要因となりそうだ。
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