AUD/USDは欧州時間の月曜早朝に0.7120近辺で下げ止まり、その後は米ドル安と投資家のリスク選好(リスクを取って株式などを買う姿勢)のやや改善を背景に、午後半ばにかけて0.7180近辺まで上昇した。
投機筋(短期の値動きを狙う投資家)の持ち高は偏りが大きい。米商品先物取引委員会(CFTC)のデータでは、ネットロング(買い持ちから売り持ちを差し引いた数量)が約8.5万枚と、2013年初以来の高水準となっている。ポジションが一方向に傾く局面では、悪材料(ネガティブサプライズ)に対して相場が反応しやすい。
Rba Minutes And Rate Path
火曜日公表のRBA(豪準備銀行)理事会議事要旨では、インフレに関する文言の変化や、政策金利(キャッシュレート)4.35%を現状のまま維持することへの姿勢が注目される。市場(主に金利スワップ市場の織り込み)では、8月までに0.25%(25bp=0.25%)利上げして4.60%になる確率を約80%と見ている。bp(ベーシスポイント)は金利の単位で、1bp=0.01%。
木曜日の4月雇用統計が国内の最大イベント。市場予想は、雇用者数変化が約2.0万人(前回1.79万人)、失業率4.3%、労働参加率(働く意思のある人の割合)66.8%近辺。
重要水準は、下値支持が0.7120。割り込めば0.7080が次の目安となる。上値抵抗は0.7200近辺で、年初来高値は0.7280付近。米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨は水曜日に公表される。
15分足では0.7170近辺で推移し、日中始値0.7152を上回った。ストキャスティクスRSI(買われ過ぎ・売られ過ぎを示す短期の勢い指標)は買われ過ぎ圏。日足では50日指数平滑移動平均線(EMA、直近の価格を重視する移動平均)0.7111と200日EMA0.6844を上回って推移し、ストキャスティクスRSIは59近辺。