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イラン情勢の緊迫化でインフレ懸念が強まり、FRB利上げ観測が高まる中、金は4,535ドル近辺へ下落

by VT Markets
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May 18, 2026

金(ゴールド)は週明け月曜のアジア時間序盤に約4,535ドルまで下落した。中東情勢を背景にインフレ懸念が強まり、米金利がより高い水準になるとの見方が固まったことが材料となった。

米国のドナルド・トランプ大統領はイランに対し「早く動け」と警告し、さらなる措置も示唆した。中国を交えた協議では、貿易面での大きな進展はなく、戦争終結に向けた明確な前進も伝わらなかった。

地政学リスクと交渉圧力

報道によると、米国はイランに核開発計画(核兵器につながり得る技術や活動)を放棄し、ホルムズ海峡(中東の原油輸送の要衝で、封鎖されればエネルギー価格が急騰しやすい海域)を再開するよう求めている。イラン側メディアは、米国が目に見える譲歩を示していないと報じており、交渉が行き詰まるリスクが意識されている。

CMEのFedWatch(先物価格から米政策金利の見通しを推計する指標)では、年内の利下げ観測はおおむね後退し、利上げ確率が上昇した。金は地政学リスク局面で「安全資産(相場が不安定なときに買われやすい資産)」として買われやすい一方、利息を生まないため、金利が高い局面では相対的に魅力が下がり需要が弱まりやすい。

世界金協会(WGC)によれば、中央銀行は金の主要な保有主体で、2022年には約1,136トン(約700億ドル相当)を買い増した。金は米ドルや米国債と逆方向に動くことが多く、株高局面では下落しやすい傾向がある。

金は米ドル建てで値付けされ、地政学、景気後退リスク、金利、為替の変動に反応する。一般に、金利低下は金を支えやすく、借入コスト(企業や家計の資金調達にかかる金利)の上昇は重荷になりやすい。

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