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カジミール氏:ECBは小幅利上げが必要となる可能性―ブルームバーグ(欧州時間)

by VT Markets
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Apr 24, 2026

ピーター・カジミール氏(欧州中央銀行〈ECB〉政策理事会メンバー、スロバキア中央銀行総裁)は、ブルームバーグによると、小幅な利上げが必要との見方を示した。また、イランでの戦争が世界経済の成長をなお鈍化させる可能性があると警告した。

金曜の欧州時間、EUR/USDは1.1700近辺で0.1%上昇した。背景には、米ドルのやや弱含み(いったん買いが落ち着く動き)があった。

欧州中央銀行(ECB)の役割と使命

欧州中央銀行(ECB)はフランクフルトに本部を置き、ユーロ圏の政策金利(中央銀行が景気や物価を調整するために設定する基準金利)を決定する。最大の使命は物価の安定で、インフレ率(物価上昇率)をおおむね2%に保つことを目指す。

ECBは主に金利操作でインフレを抑えようとする。一般に、金利が高いほどユーロは買われやすい。政策は年8回の政策会合で、政策理事会が決定する。

量的緩和(QE)は、ECBが資金を供給して国債や社債(政府や企業が発行する債券)などの資産を買い入れる政策で、ユーロ安につながりやすい。ECBは2009~11年、2015年、そして新型コロナ期にQEを実施した。

量的引き締め(QT)はその逆で、国債などの新規購入を止め、満期を迎えた債券の元本が戻ってきても再投資しない(買い直さない)ことで市場への資金供給を減らす。一般にQTはユーロにプラスに働きやすい。

市場への影響と取引戦略

2025年半ばのこれらの発言は、その年後半のECBの動きを示唆していた。ECBは2025年9月に小幅な利上げを実施し、インフレの抑制を狙った。判断の背景には地政学リスク(国際情勢が市場や経済に与えるリスク)があり、年末にかけてエネルギー価格の変動が大きい状態が続いた。

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