日本の全国消費者物価指数(CPI)上昇率は3月に前年比1.5%に加速、前月の1.3%から上昇

by VT Markets
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Apr 24, 2026

日本の全国消費者物価指数(CPI、物価の上がり方を示す代表的な指標)は3月に前年同月比1.5%上昇した。前回の1.3%から伸びが拡大した。

今回の統計では、インフレ率(物価上昇率)が前回から0.2ポイント上昇した。公表文では追加の説明はなかった。

インフレ上振れと日銀への影響

3月の全国インフレ率は前年同月比1.5%へ上昇し、市場予想を上回った。上振れは、2025年にかけて緩やかに強まってきた物価上昇圧力が、景気や賃金の動きに根差し「定着」しつつあることを示す材料になる。このため、日本銀行(BOJ、日銀)が続けてきた金融緩和(低金利で資金を回しやすくする政策)の維持は、見直し圧力が強まる。

この流れを受け、円は再び底堅くなる可能性がある。2026年初から円高基調は一服していたが、春闘(春の労使交渉)で平均3.8%の賃上げがまとまったことは、物価が下がりにくい状況を裏付ける要因だ。これを踏まえ、対ドルで円高に備える手段として、円のコールオプション(将来、あらかじめ決めた価格で円を買う権利)を活用し、ドル円が145円を下回る動きを想定する。

日本国債(JGB)の影響も大きくなりやすく、10年国債利回り(長期金利の代表指標)が1.0%の節目を再び試す展開が意識される。この水準が継続して見られなくなったのは、日銀が2024年にマイナス金利を終了した政策転換以降だ。金利上昇による価格下落を見込む戦略としては、国債先物の売り(先物を売って値下がりで利益を狙う取引)が分かりやすい選択肢となる。

日経225の変動性(ボラティリティ)を狙う局面

日経225は見通しが一段と複雑で、値動きの大きさ(ボラティリティ)を狙う取引が検討されやすい。円高と借入コスト上昇(金利上昇)は逆風だが、1~3月期のGDP(国内総生産、経済規模を示す指標)速報値が前期比0.4%成長となったことで、利上げ(政策金利の引き上げ)を一定程度吸収できるとの見方も出る。相場が「インフレは景気の強さか、企業利益の圧迫か」を見極める過程で、ストラドル(同じ条件でコールとプット〈売る権利〉を同時に買い、上にも下にも大きく動けば利益を狙う手法)に注目が集まりやすい。

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