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アルゼンチンの3月の月次貿易収支は予想を下回り、+2百万ドルと市場予想の+10億1,000万ドルに届かず

by VT Markets
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Apr 21, 2026

アルゼンチンの3月の貿易収支(月次)は市場予想を下回った。予想は10.10億ドルだったのに対し、実績は0.02億ドル(2百万ドル)だった。

今回のデータは、当月の黒字が想定より大幅に小さいことを示す。発表資料では、これ以上の内訳は示されなかった。

この3月の貿易収支の下振れは経済にとって大きな衝撃だ。2025年後半にかけて積み上がってきた改善の流れが急に止まった形で、景気回復の強さに疑問が生じる。輸出の伸びが止まったか、あるいは輸入の増加が、国内経済が外貨(主に米ドル)を稼ぐ力を上回っている可能性がある。

為替市場では、アルゼンチン・ペソに再び下押し圧力がかかる公算が大きい。この結果を受けて、取引参加者は「米ドル買い/ペソ売り」の持ち高を積み増しやすい。例えばUSD/ARS先物(米ドルとアルゼンチン・ペソの将来の交換レートをあらかじめ決めて売買する契約)を使って、米ドル高・ペソ安に備える動きが出やすい。中央銀行の外貨準備(危機時や為替介入に使える外貨の蓄え)は今年これまで約40億ドル増にとどまり、市場心理が悪化した場合の防波堤は厚いとは言いにくい。

この貿易のサプライズは、国の信用不安(国債の返済に対する不安)にも波及する。アルゼンチンが債務不履行(デフォルト)に陥るリスクに備える保険料が上がる可能性があるため、CDS(クレジット・デフォルト・スワップ:国債などのデフォルト時に損失を補う保険のような契約)でのヘッジ(損失を抑えるための取引)が選択肢になる。2025年半ばのように、弱い指標が数本出ただけでCDSスプレッド(保険料の指標)が急拡大することがある。

株式市場では、防御的な構えが妥当だ。たとえばメルバル指数ETF(主要株価指数に連動する上場投資信託)に対するプット・オプション(価格下落時に利益が出やすい権利)を買い、市場全体の下落に備える方法がある。輸入原材料への依存度が高い企業は、ペソ安が進むと仕入れコストが上がり、利益率(売上に対する利益の割合)が圧迫されやすい。今後数週間は特に注意が必要だ。

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