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欧州早朝取引で米ドル/カナダドルは1.3915近辺、トランプ氏のイラン期限を巡る警戒感でカナダドルが下落

by VT Markets
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Apr 7, 2026

USD/CADは火曜日の欧州時間序盤に1.3915付近まで上昇した。米ドルはカナダドルに対して強含んだ。背景には、ホルムズ海峡が再開されない場合にイランのインフラ(電力施設など)への軍事行動につながる可能性があるとして、米国が火曜日に期限を設けていることへの警戒感がある。

ドナルド・トランプ氏は月曜日、仲介者を通じて送られた米国の停戦案(戦闘停止の提案)に対するイランの回答について「不十分だ」と述べた。さらに、期限までにホルムズ海峡が全面的に再開されなければ、数時間以内にイランの発電所や橋を「完全に破壊する」と警告した。

中東情勢と為替を動かす要因

中東の緊張が続く中、米ドルには「安全資産として買われやすい」需要が出た。一方、原油価格の上昇はカナダドルを下支えした。カナダは主要な産油国で、カナダドルは原油価格の動きと連動しやすい。

米国の経済指標では、ISMサービス業PMI(サービス業の景況感を示す指数)が3月に54.0と、2月の56.1から低下した。市場予想(55.0)も下回り、サービス業の伸びが鈍化していることを示唆した。

オプション市場が示す「変動の大きさ」のサイン

当時の重要な示唆はオプション市場にあった。オプションの「インプライド・ボラティリティ」(市場が見込む将来の値動きの大きさ)が、原油と通貨ペアの両方で急上昇した。CBOE原油ボラティリティ指数(OVX、原油オプションから算出される変動率指標)は、2025年の該当週に50を超える水準まで上昇し、現在は30台半ばで推移している。こうした地政学的な期限が再び意識される局面では、USD/CADでストラドル(同じ満期・同じ権利行使価格のコールとプットを同時に買う手法。方向は問わず大きな値動きで利益を狙う)などを通じて「変動の大きさ」に備える選択肢がある。

また、当時と現在の景気環境の違いも押さえておきたい。2025年3月のISMサービス業PMI(54.0)の弱さは危機の中で軽視されがちだったが、緊張が和らぐと経済の基礎要因(景気・物価・金利見通しなど)が再び相場を動かした。足元では米国のサービス関連指標が比較的底堅く、カナダのインフレも粘着的で、当時ほど一方向に振れやすい状況ではない。

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